キーツマンゴー栽培記01:種からはじめるキーツマンゴー
今回はキーツマンゴーの実生栽培を紹介していきたいと思います。キーツマンゴーといえば「幻のマンゴー」と呼ばれ、アーウィン種と比べると出回る数が少ないことで知られています。 アーウィンよりも果実が大きく・重いので、熟す前に落果してしまうこともしばしば。台風が来ようものなら、1つの木の果実が壊滅し売り物にならなくなることも・・・。 また追熟するのも比較的面倒なので、育てる農家も少なく希少性を後押しする要因になっているようです。
とは言っても、ネットショップでは容易に手に入るので”幻”のマンゴーというのは大げさすぎる気がします。幻っていう売り文句はちょっとうさんくさく感じてしまいます。
ということでキーツマンゴー持ってみました。たしかにデカい!確かな重みを感じます。手からこぼれ落ちそう。キーツマンゴーは熟しても果皮が緑のまま。 そして熟すにつれて、マンゴー特有のトロピカルな甘ったるい香りが発生します。うーんいい匂い!
キーツは熟しても果皮が緑色のままなんです。しかし中はちゃんとおいしそうなオレンジ色をしています。 見慣れていない方は不思議に思うかもしれませんね。食味として繊維はやや少な目で甘く、とろっと濃厚でアップルマンゴーより脂っぽい感じ。香りもマンゴー臭が強いです。好みが分かれる味だと思います。
(2015/9/10)キーツから取り出した種(豆)です。しかし種の殻が思いのほか頑丈で苦労しましたよ。殻を開いて見るとアラ綺麗!根も芽も出かけていて期待できる種です。 スーパーのマンゴーなんかは冷蔵で冷やされているものが多くて、種も白のものはいいですが黒ずんできているものがほとんどなので発芽させるのが難しいですよね。
(2015/9/10)渋皮も取れそうだったのでとってみました。内側はすごい黒い・・・。なにか脂っぽいものがたくさんついています。 種は水耕栽培せずに鉢に植えます。