レンブ(ローズアップル) 図鑑と育て方
原産地:マレーシア
フトモモ科 常緑中高木:樹高8~12m
発芽難易度:不明:もともとレンブの種は未熟で発芽しないといわれている。 栽培難易度:★★★☆☆☆☆☆☆☆:夏は水を多く要求する。
レンブは熟すと果皮がピンクや赤になるものや、熟しても白色のままのものまで様々だ。 ろうがかかったようにテカテカと艶(つや)があるので、英語ではワックスアップルとも呼ばれる。 サクサクとした食感とたんぱくな味で、冬に収穫し夏まで貯蔵しておいたリンゴといったあじわいである。
レンブを台湾では「蓮霧」と書くが、たしかに果実の中心部分の味は食べているのかわからないほど物足りないので、 霧か霞でも食べているような印象をもつ。日本では味の優秀なりんごがたくさんあるためか、あまり注目されない果実だが 台湾では栽培や品種改良が盛んで、「黒真珠」をはじめとした甘い品種も出てきている。
育て方
土壌:保水性と排水性に優れた土。例:園芸培養土など
水やり:表土が乾いたらたっぷりと。夏や結実時は水の要求量が増えるので、常に土が湿っている状態でもいいかもしれない。
日光:日当たりの良い場所。
※そのほか注意点ナド※
- ※レンブはもともと種が未熟で発芽しないといわれている。よって発芽に関しては詳細不明。
- 生育適温は24~30度。
- 挿し木して3年ほどで開花・結実する。
- 冬場は10度以上を確保したほうが良い。できればある程度の温度と湿度を確保したうえで越冬させたい。