タマリンド 図鑑と育て方
原産地:熱帯アフリカまたは南アジア
マメ科 常緑高木:大きいもので20mを越すものもある
発芽難易度:★★★☆☆☆☆☆☆☆:私の発芽率は66.7%(6/9) 栽培難易度:★★★☆☆☆☆☆☆☆:病害虫に強く、比較的育てやすい。
爽快な酸味をもち、この酸味ゆえにタイやインド料理のスープやソースに多用されていて、現地では非常に重要な植物である。
その植物体は余すことなく利用され、樹は丈夫な木材として家具や床材に・樹皮は解熱剤に・葉はお茶に・きわめつけに莢(さや)をむくとあらわれるペースト状で暗赤紫色の果泥(果肉)は タマリンドパルプと呼ばれ、これを薄めてジュースとして飲むと便秘に効く。今なにかと話題のデトックス(体内の毒素・老廃物の排除)効果が期待できる果実。
タマリンドといえば酸味のイメージが強いが、タイでは甘みが強く可食部が多いスイートタマリンドなる品種もあり、加工してお菓子にそのままおやつにと親しまれている。
育て方
土壌:わりと土を選ばないが、中性~弱酸で水はけの良いもの。例:赤玉小粒8:腐葉土2など
水やり:発芽後は根が浅いためしっかりとあげる。茎が木質化して茶色になってきたら、表土が乾いたときにあげる程度で乾かし気味でも良い。
日光:発芽直後の幼苗は35度を超す真夏の直射日光にあてない方が良い。基本的におひさまの光が好きなようなので、生長するにつれて徐々に直射日光に慣らしてあげる。
☆種まき☆
- 熱帯性の植物は種のまわり(果肉)に発芽を抑制する物質が含まれていることが多いので、果肉はしっかり水で洗い流して取り除く。
- 水に一晩つける。※このとき種皮を、やすりや爪切りで傷つけると発芽しやすくなる。
- 鉢土の真ん中に指などで穴をあけ種を入れた後、1~2cmほどの厚さの土をかぶせる。
- 水をたっぷりやり、暖かい場所に置いておく。
※そのほか注意点ナド※
- 根が傷みやすいので、植え替えをするときは傷つけないように気を付ける。
- 高地でも栽培されていて比較的寒さに強いが、冬場は室内に取り込み5度以下にならないようにした方が無難。
- 実生からの結実には6~15年かかるとあり、日本での結実年数は詳細不明。
- 葉が閉じる条件として、強い日差し・夜・土壌が乾燥しているときなど。
種からはじめるタマリンド栽培記
01.種からはじめるタマリンド(2015/07/10~07/11)
02.発芽(2015/07/19~07/26)
03.植え替え(初)(2015/07/30~09/20)