アセロラ 図鑑と育て方
原産地:西インド諸島および南テキサス~南アメリカ北部
キントラノオ科 常緑低木:樹高2~4m
発芽難易度:★★★★★★★★☆☆:発芽率は原産地でも10%未満。 栽培難易度:★★★★☆☆☆☆☆☆:樹勢が強く、乾燥さえ気をつければ比較的強い。
一般的な果物の中で最も多くのビタミンCを含むと言われている。 その含有量は若く青い果実ほど多く含まれ、完熟した真っ赤な果実でもレモンと比較して、100gあたり17倍近いビタミンCが含まれている。
ジュース・ジャム・ビタミンCサプリなどに利用され、若葉にも多くのビタミンCが含まれている。 そのため葉もお茶として利用される。ビタミンCを多く含むアセロラは、シミ予防や肌の修復に効果があるので、とくに女性には嬉しい果実である。
丸みを帯びた葉をもつ甘味系(糖度約10%)と細い葉の酸味系(糖度8%未満)に大別される。 果実中に3個の種をもつ。熟すとすぐに傷みはじめるので輸送に向かず、それゆえ完熟果を食べられるのは栽培者の特権である。 日本では沖縄県・鹿児島県・小笠原諸島などで栽培されており、もし完熟果を見かける機会があればぜひ食べてみてほしい。
育て方
土壌:中性に調整された土。例:野菜と花の培養土など
水やり:乾燥を嫌うため、夏場の水やりはたっぷりとやる。春・秋は表土が乾いたらたっぷりと。
日光:日光が好きだが、夏場は状態をみて遮光や半日かげへ移動させる。
☆種まき☆
- 熱帯性の植物は種のまわり(果肉)に発芽を抑制する物質が含まれていることが多いので、果肉はしっかり水で洗い流して取り除く。
- 種まき用土など清潔な土に1~2cm程度の深さで植える。
- 水をたっぷりやり、暖かい場所に置いておく。※発芽適温28度前後
※そのほか注意点ナド※
- 発芽するのに数か月かかることも。
- 冬は5度以上で管理。温度は高い方が良いがその場合空気中の湿度も高いほうが良い。 夏場はライチと同様に、早朝や夕方にじょうろ等で葉水(上から葉っぱなど植物全体に水をかける)を行うこと。
- 日本でも年中暖かいところで育てると、年に何回も花を咲かせ実をつける。
- 落果がひどいときは、ジベレリン(25ppm)を花の満開時に一回だけ吹き付ける。
種から始めるアセロラ栽培記
- 準備中(なかなか発芽しないなあ)