ランサット 図鑑と育て方
原産地:マレーシア
センダン科 常緑高木:最大30mにもなる高木。
発芽難易度:不明 栽培難易度:不明
ランサット(ランサ)はジャボチカバのように幹に直接花をつけ・実をならせる幹生花(かんせいか)と呼ばれる形態をもつ。 ジャボチカバが幹の1点に1つの実をつけるのに対し、ランサットはブドウの房のように20粒ほどの実が幹の1点から垂れ下がってなる。
果皮が少し厚く、色はベージュ色に近いので見た目が地味。ライチや竜眼のような風味で、 グレープフルーツのような爽やかな甘酸っぱさがありジューシーで、熱帯果樹のなかでも1番おいしいとまでいわれる。 ただし果実中に存在する緑色の種を誤って噛もうものなら、とんでもない苦さを味わうことになるので要注意。
変異種にズク・ロンコン(※竜眼ではない)などがある。ランサットは1粒の大きさが巨峰の2倍くらいで、 ズクはさらに1回りほど実が大きいが1房につける実が10粒と少なめ。
育て方
土壌:中性~弱酸で水はけの良いもの。例:赤玉小粒8:腐葉土2など
水やり:表土が乾いたらたっぷりと。ランサットは根が浅いため夏場は水切れしないように注意。
日光:幼苗のうちは30%ほど遮光するか、半日陰で育てる。
☆種まき☆
- 種はとったその日にまく。
- 熱帯性の植物は種のまわり(果肉)に発芽を抑制する物質が含まれていることが多いので、果肉はしっかり水で洗い流して取り除く。
- 鉢土の真ん中に指などで穴をあけ種を入れた後、1~2cmほどの厚さの土をかぶせる。
- 水をたっぷりやり、半日陰の暖かい場所に置いておく。
※そのほか注意点ナド※
- 実生から10年ほどで結実する。
- 冬は8度以上で管理する。
- 生育適温は20度~32度。