イエローピタヤ 図鑑と育て方
原産地:中央アメリカ
サボテン科 森林性サボテン:周りの木に気根を伸ばしながら成長していく。樹高は最大10m。
発芽難易度:★★☆☆☆☆☆☆☆☆:発芽率はかなり高い。 栽培難易度:★★★★★☆☆☆☆☆:冬~春の管理で枯らすことが多い
サボテン科セレニケレウス属のイエローピタヤは、一般にドラゴンフルーツと呼ばれるものと混同されるがいくらかの違いがある。 イエローピタヤはふつうのドラゴンフルーツと比べ、甘みが強くはるかにおいしいとされる。 そしてつるっとした果皮のドラゴンフルーツに対し、イエローピタヤは表面がデコボコとしており、表面の隆起した先端にはトゲが存在する。 このトゲが厄介で収穫するときには気をつけないと痛い思いをする。また出荷時にはトゲを1つ1つ取らないといけないので、手間がかかる。 手間がかかることや、日本ではまだまだ珍しいことなどから、価格はドラゴンフルーツよりもはるかに高く、高級フルーツである。
サボテン科のヒロセレウス属、エキノセレウス属、セレニケレウス属など、いくらかのサボテン類がつける実をまとめてピタヤと呼ぶ。 ピタヤで有名なのがドラゴンフルーツと呼ばれるヒロセレウス属のサボテン。これには果肉の色からホワイトドラゴン・レッドドラゴン・ピンクドラゴンと呼ばれるものや、 果皮の色からゴールデンドラゴンと呼ばれるものまである。ゴールデンドラゴンはイエローピタヤとは違って、淡泊な味である。
ピタヤは食物繊維が豊富で便秘解消に役立つ。また多汁なのでジュースにするのが最適なフルーツでもある。 イエローピタヤはおもにコロンビアから輸入されているが、沖縄でも栽培されているため国産として新鮮な状態で食べることもできる。
育て方
土壌:水はけの良いもの。例:赤玉小粒6:鹿沼土2:腐葉土2または赤玉小粒6:培養土4など
水やり:表土が乾いて1日ほどしたらたっぷりあげる。
日光:真夏の直射日光で葉やけすることがあるので、日光があまりに強いときはすだれなどで遮光する。
☆種まき☆
- 種のまわりについている果肉は無理にとらなくても良い。ティッシュやキッチンペーパーで水分をふきとる程度
- そのまま土に浅く植える。
- 上から水をやると種が流れてしまうおそれがあるので、鉢底に水を入れた容器などを敷きそこから給水させる。
- 暖かい場所(20度以上)に置く。
※そのほか注意点ナド※
- 冬場は5度以上で育てる。
- 春になり室内から外に出すときは、葉やけしやすい為すぐに直射日光にはあてない。
- 春~秋の生育期の水やりは土だけでなく、植物全体にかけてあげると生長しやすい。
- 大きくなってくると自立できなくなるので、1本の支柱を立ててあげる
- サボテン科の植物だが湿度が高い状態を好む。
種からはじめるイエローピタヤ栽培記
01.種からはじめるイエローピタヤ(2016/05/29~12/17)