オオミアカテツ(マミーサポテ) 図鑑と育て方
原産地:中央アメリカ
アカテツ科 常緑高木:樹高は20~40mにもなる大高木。
発芽難易度:★★★★☆☆☆☆☆☆:発芽まで時間がかかる。 栽培難易度:★★★☆☆☆☆☆☆☆:生育旺盛で、比較的育てやすい。
湿度の高い川辺を好む植物で、極端な乾燥を嫌う。 果皮が厚く、表面は茶褐色でざらざらとした触感。果肉は鈍いオレンジ色をしており、 同じアカテツ科の「サポジラ」同様干し柿のような味わいがする。 サポジラが黒砂糖のような甘みだとすると、このマメイサポテは赤砂糖のような甘みがある。
日本へはおもにメキシコ産が輸入される。生食のほかジャムやマーマレードなどに加工される。 近縁種に味の良く似た「グリーンサポテ」と呼ばれるものがある。
育て方
土壌:水はけの良いもの。例:赤玉小粒8:腐葉土2など
水やり:幼苗時は水浸しにしない程度にたっぷりと水をやる。
日光:幼苗時は半日かげで管理し、夏は遮光するか室内で管理。
☆種まき☆
- 種はとったその日にまく。
- 熱帯性の植物は種のまわり(果肉)に発芽を抑制する物質が含まれていることが多いので、果肉はしっかり水で洗い流して取り除く。
- 鉢土の真ん中に指などで穴をあけ種を入れた後、1~2cmほどの厚さの土をかぶせる。
- 水をたっぷりやり、半日かげの暖かい場所に置いておく。
- 乾燥させないように管理。
※そのほか注意点ナド※
- 乾燥に弱いので水切れしないように注意するが、過湿すぎても根腐れをおこすので様子を見ながら 土の水分量を調節する。
- 幼苗は寒さに弱いので、冬は5度以上で管理する。
- 発芽まで1・2か月かかり、実生からの結実には6~10年を要す。
- 種にひびをいれたり、殻を取り除き中の豆だけを植えると発芽が早まる。