ナツメヤシ 図鑑と育て方
原産地:メソポタミア
ヤシ科フェニックス属 常緑高木:樹高15~30m
発芽難易度:★★☆☆☆☆☆☆☆☆:発根しやすく、発芽も比較的容易。 栽培難易度:★★★☆☆☆☆☆☆☆:丈夫で、比較的育てやすい。
紀元前5000年以上前から栽培され、聖書にも出てくる歴史ある樹木。別名デーツ。 雌雄異株である。雄株1本に対し雌株50本に実をつけさせることができ豊産性に富む。1つの房に500~1000の果実をつけ、それが1年で5~10房なる。 樹は寿命が大変長く100年以上生きる。なかには樹齢200年とされる樹も存在する。
ナツメヤシの実は栄養価が高く、とれたての果実で60%以上の糖を含む。そのほかにビタミンA・B・ナイアシン、鉄分、カルシウムなどを含み、栄養素の宝庫といえる。 砂漠のオアシスなどに自生し、アラブの方にとっては主食にすることもある重要な果実。生食のほかゼリーやジャムに加工される。
育て方
土壌:水はけの良い土。例:赤玉小粒7:腐葉土3または園芸培養土など
水やり:表土が乾いたらたっぷりと。温度が低い時は控えめで。
日光:日当たりの良い場所。夏場は様子をみて必要であれば、半日陰で管理するか、ネットなどで遮光する。
☆種まき☆
- 熱帯性の植物は種のまわり(果肉)に発芽を抑制する物質が含まれていることが多いので、果肉はしっかり水で洗い流して取り除く。
- 水に24~48時間浸し、吸水させる。この時メネデールで処理しても良い。※1日2日といわず、白い根が出てくるまで水に浸しておいても問題ないが、その場合水は汚れたら取り換える。
- 用土に種をまき、1~2cmほどの厚さの土をかぶせる。またはパーム播きで。
- 水をたっぷりやり、暖かい場所(25度以上)に置いておく。
※そのほか注意点ナド※
- 発芽には2週間~2か月、場合により数か月を要する。
- 実生から5~7年で結実する。
- 耐寒性はかなりあるが、幼苗のうちは0度以上で管理する。
- 関東より西では露地植えも可能。
種からはじめるナツメヤシ(デーツ)栽培記
01.種からはじめるナツメヤシ(デーツ)(2016/03/17~03/20)
02.ヤシっぽい姿に感動(2016/04/11~2016/05/10)