竜眼(リュウガン、ロンガン) 図鑑と育て方
原産地:インド、中国南部
ムクロジ科 常緑高木:樹高15mに達する
発芽難易度:★★★☆☆☆☆☆☆☆:比較的発芽しやすい。 栽培難易度:★★★☆☆☆☆☆☆☆:ムクロジ科のなかでも耐寒性がある。
ライチの近縁でライチと比べ種が大きく可食部が少ない。 同じムクロジ科のライチやランブータンと違い、果皮は黄土色をしている。竜眼という名の由来は、果肉が白色透明で中心の種が透けて竜の眼のように見えることから。 ちなみに英語ではそのまま「ドラゴンズ・アイ」、マレーシアでは「猫の眼」とも呼ばれている。
生食用と乾果用の品種があり、乾果用は滋養強壮に効くとして漢方薬にも使われる。また乾燥させた竜眼はおやつとして中国の方に親しまれている。 亜熱帯で広く栽培され、わりと耐寒性があるので、日本でも鹿児島県や沖縄県で栽培される。
育て方
土壌:水はけの良い土。例:赤玉小粒7:腐葉土3など
水やり:表土が乾いたらたっぷりと。過湿に注意。冬は乾燥気味で。
日光:日当たりの良い場所。真夏は遮光するか、半日陰に移動させる。
☆種まき☆
- 種は採ったその日にまくとよい。
- 熱帯性の植物は種のまわり(果肉)に発芽を抑制する物質が含まれていることが多いので、果肉はしっかり水で洗い流して取り除く。
- 用土に種をまき、浅く土をかぶせる。
- 水をたっぷりやり、陽のあたる暖かい場所(20度以上)に置いておく。
※そのほか注意点ナド※
- 1~2週間で発芽する。
- 冬は0度以上で管理する。
- 実生からだと結実までに7年以上かかる。
- ムクロジ科の耐寒性は竜眼(0度以上)>ライチ(5度以上)>ランブータン(10度以上)となり、品種にもよるが竜眼が一番寒さに強いといえる。