トゲバンレイシ 図鑑と育て方
原産地:熱帯アメリカおよび西インド諸島
バンレイシ科 常緑低木:樹高5mほど
発芽難易度:★★★★☆☆☆☆☆☆:発芽までに時間がかかる。 栽培難易度:★★★★☆☆☆☆☆☆:バンレイシ科は比較的丈夫。
果皮表面にトゲがたくさん生えているためか、オランダドリアンとも呼ばれる。 ドリアンのような強烈な腐敗たまねぎ臭はしない。じゃ香のようなとかシナモンのようなと表現される独特な香りを放つ。 トゲの先端は熟すにつれて黒くなっていく。
食味は一般にバンレイシより劣るといわれている。パイナップルにリンゴとバナナを足したような味・ヨーグルトのような味といわれ、 ジューシーで甘みと酸味のバランスが良い。果肉を口に含むとやや繊維が気になるので、 ピューレやジュースにするほか、シャーベットやアイスクリームの原料に利用されている。
トゲバンレイシは食べたときの味と食感から別名「サワーソップ」と呼ばれる。それぞれ、サワー=「酸味のある」ソップ「牛乳に浸したパン切れ」の意。
育て方
土壌:水はけの良い肥沃な土。例:赤玉小粒7:腐葉土3など
水やり:表土が乾いたらたっぷりと。冬場は控えめに。
日光:日当たりの良い場所。
☆種まき☆
- 熱帯性の植物は種のまわり(果肉)に発芽を抑制する物質が含まれていることが多いので、果肉はしっかり水で洗い流して取り除く。
- 水に一晩つける。※このとき種皮を、やすりや爪切りで傷つけると発芽しやすくなる。
- 用土に種をまき、軽く土をかぶせる。
- 水をたっぷりやり、陽のあたる暖かい場所(20度以上)に置いておく。
※そのほか注意点ナド※
- 発芽までに2週間~2か月ほど。3か月以上かかることもある。
- うまくいけば実生から4~5年で結実する。
- 冬は5度以上で管理。
種からはじめるトゲバンレイシ栽培記
01.種からはじめるトゲバンレイシ(2016/01/19~02/19)
02.葉やけの後に(~2016/6/26)