タラップ栽培記01:種から育てるタラップ
タラップはボルネオ島ではメジャーなフルーツ。甘くジューシーで意外とさっぱりした味わいであるので何粒でもパクパクいけちゃいます。 今回はそんなタラップの実生に挑戦していきます。
(2016/08/09)まずは種と5円玉の比較です。ご確認ください。 タネは同じ属のものと比較すると、やや細長いのが特徴。すでに芽がでかかっているものもあります。長旅お疲れ様です。
(2016/08/19)そして10日ほどで発芽を確認。最初はかなり小さくフワフワとしていてかわいらしい見た目です。
(2016/08/20)翌日。二股に分岐しました。発芽初期は変化が著しく、見ていて飽きませんね。
(2016/08/21)さらに翌日。先端がやや変化して、カニのハサミのような姿に。先端が色づいてきたなと思っていたら・・・
(2016/08/27)黒ずんでいる!?この個体は死に向かっているようです。現地から手元に種が届くまでにどうしても7日~10日かかってしまうので、 タラップのようなArtocarpus属のなかでも小さい種をもつ種(しゅ)やカカオの仲間の種は発芽しにくい傾向にあります。
さらに先端が枯れた個体や
健やかに育ち、根元から脇芽を生やす個体など、さまざまな発芽を見せてくれています。
(2016/08/30)発芽から10日後の姿。濃い緑色の健康的な葉をつけています。タラップはArtocarpus属のなかでも発芽初期から、比較的大きな葉をつけるようです。