トロピカタネカ

種から育てる熱帯果樹/トロピカルフルーツの実生栽培記&育て方図鑑

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アンジリ Artocarpus hirsutus 図鑑と育て方

ヒースタスの果実

原産地:インド南部

クワ科 熱帯性常緑高木:樹高は最長50mにもおよぶ。直幹性。

発芽難易度:★★★☆☆☆☆☆☆☆:発芽自体は容易。
栽培難易度:★★★★☆☆☆☆☆☆:乾燥と低温に弱い。

インドでは栽培されているコーヒーの樹の上を覆い、陰を作る役割に用いられる。チークの下によく植えられている。

花は両性花。雄花は14cmほどの長さで、ぶらさがっている。雌花は球形で、雄花の周りにある。葉は傷つけると木で生産された樹液がにじみ出てくる。 黄色で球形の果実は、レモン大で棘状の突起に覆われている。果実は熟すとオレンジ色になる。果肉は黄色~オレンジ色でとても甘い。 果肉がオレンジ色のもの、果実が大きく果肉が黄色のもの、果実が小さく果肉が黄色のものの3(品)種がある。

凝縮したライトブラウンの樹液は、ろう(油)性である。これを溶かして、壊れた陶器や石像をつなぐセメントがわりに利用している。 木材の質はチークに匹敵する。程よい硬さと耐久性をもち、防水性やシロアリに対する抵抗もあるため、家やボート、家具などに重用される。 また種は17%ほどの油分を含むので、食用や薬用に用いられる。

育て方

土壌:排水性の良い肥沃な土(最適pH5.0~6.5)。例:赤玉小粒7:腐葉土3など

水やり:表土がかわいたらたっぷりと。根は乾燥に弱く、葉が大きいため蒸散量が多く土が乾きやすい。よって夏場は特に注意。

日光:基本的に日なたを好む。幼苗時はやや遮光して育て、徐々に光量を増やしていく。夏場は成木でも葉などの状態をよく確認して、遮光するか、しないかを判断する。

☆種まき☆

  1. 清潔な土に種をまき、浅く土をかぶせる。(熟した果実からとった種をできるだけ早くまく)
  2. 水をたっぷりやり、暖かい場所(22度~)に置いておく。

※そのほか注意点ナド※

  • 生育適温は22度~32度。
  • 直根性で根がかなり深く張るので、鉢の深さは深いほど良い。苗は移植しないほうが良く、露地栽培か深いコンテナでの栽培が適する
  • 上は38度、下は16度まで耐える。
  • 冬も周りの気温に合わせて、水をやる。根腐れに注意。
  • Artocarpus属の中でも生長が早い。
  • 湿潤を好み、環境によっては部分的な落葉も見られる。
  • 病害として柑橘類、コーヒーの木同様Corticium salmonicolor菌によるピンク病や、葉に黒い斑点がでたり、黒くなって腐るMacrophomina phaseolina菌による炭腐病などがある

種からはじめるアンジリ栽培記

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