トロピカタネカ

種から育てる熱帯果樹/トロピカルフルーツの実生栽培記&育て方図鑑

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ペダライ栽培記01:種から育てるペダライ

ペダライはジャックフルーツやパンノキの仲間であり、その中でもあまり知られていない希少な種(しゅ)です。なんといってもパンノキ属では珍しいモジャモジャの毛が特徴です。 今回は毛深いこいつを育てていきたいと思います。

ペダライの種:5円大きさ比較

(2016/11/23)まずは5円で大きさチェック!ジャックフルーツやパンノキと比べるとかなり小さい種です。 見た目はまんま豆ですね。おつまみによさそうな豆。そう食べられるんですこのタネ!ローストして塩など振って食べられます。

しかし今回は種まきが目的ですので食べられません・・時間がたってるので食べてもおいしくないんですけどね。

小さな緑の芽が出てきました

(2016/12/01)発芽です。種まきからおよそ1週間で発芽しました。はじめから緑色で周りを産毛のようなものが覆っていてフワフワしています。 多くの植物の発芽に見られるこの産毛ですが、何か意味はあるのでしょうか?植物体を保護するためか、あるいはフワフワ感をだしてかわいく見せて保護を求めているのか(・・・ないな)。

つまようじのような細長い芽が伸びてきています

(2016/12/05)発芽確認から4日後の様子。伸びてきましたが、まだつまようじのように細いです。これが将来的に何百倍という太さになるわけだから、植物ってすごいなあと感じます。

葉は楕円形ですがなめらかなギザギザが入っています

(2016/12/28)発芽確認から4週間後。葉の形が確認できるように・・・楕円形ですがなめらかなギザギザが特徴的な葉です。 また葉の裏表に産毛のようなものがあり、両側から指で挟んでみると見た目よりもかなり厚みを感じる葉。Artocarpus属ではよく見られる特徴です。

上の画像の全体図

集合写真。発芽率はかなりいい。植物自体も丈夫そうです。

葉は楕円から長楕円になりギザギザが目立たなくなりました

(2017/02/07)発芽から2か月後のようす。新しく出た葉は、楕円からやや細長い感じに変化しています。またギザギザも目立たなくなりました。

植え替え

(2017/05/08)前の写真から3か月後。そこまでの変化はありませんが、健康そうです。外に出したのでこれから生長するでしょう。 ただ小さい不織布ポットは底に水が溜まってしまって、あまりよくないですね。大きい不織布ポットだと土の重さで水が良い感じに押し出されるんですが。

植え替え2

(2017/09/09)発芽から10か月が経ちました。植え替え直後の写真。虫食いや葉焼けが多少見られますが、葉も大きくなり健康的です。 しかし虫は日本にない植物の葉でも果敢に挑戦しますね、おいしいのだろうか。

植え替え3

イウエモンと一緒に撮影。つまようじのような苗が10か月でこれだけ伸びました。やっぱパンノキ系は生長早いね、健康的だし安心して育てられる。

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